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山上宗教都市「高野山」
四国巡礼と高野山
あなたの町の弘法大師伝説
高野から熊野へ
四国巡礼と高野山
大師への追慕 四国遍路、大師への感謝 高野山


聖地巡礼

聖地をめざす。例えば、聖ヤコブの遺骨が祀られた「サンチャゴ・デ・コンポステラ大聖堂」をめざす巡礼は、フランスからピレネー山脈を越えスペインまで、最長1500kmにも及ぶ道です。毎年夏のシーズンには大勢の人がホタテ貝の印を携えサンチャゴへの道を辿ります。他にもエルサレム巡礼やイスラムのメッカ巡礼、チベット仏教のヒマラヤ聖地巡礼など、人々が祈りを込めて神仏を求める旅は今なお世界各地で行われています。そして日本でも、「お遍路さん」とよばれるかつて大師が興した寺々を巡る旅が「四国八十八ヶ所遍路」です。最長1450kmの道のり。車で廻って約10日、歩いておよそ4〜50日にも及ぶ四国遍路は、世界的にも壮大なスケールの巡礼旅です。八十八ヶ寺にはそれぞれの本尊を安置する本堂と大師を祀る大師堂があり、巡礼者は両堂に札を納めお経を唱え祈ります。先祖を敬い、家族や友人の幸せを願い、自分を見つめ癒す旅、四国遍路。今日も多くの人々が白装束に杖を持ち、次の札所をめざし旅を続けていることでしょう。


同行二人
同行二人 「あなうれし 行くも帰るもとどまるも 我は大師と二人連れなり」と大師を慕うご詠歌があります。四国の札所・八十八ヶ寺にはそれぞれのご詠歌があり、お遍路さんがお堂の前で節をつけ宝前に奉納している様子が時として見受けられます。。そのお遍路さんが持つ杖(金剛杖)や白衣には「南無大師遍照金剛 同行二人」の文字が書かれています。「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」は弘法大師のこと、「同行二人(どうぎょうににん)」はいつも大師がそばで導いてくれている、ということを意味します。そして金剛杖は大師の分身として遍路中はいつも身のそばに置きとても大切にされます。歩き遍路をされている方に話を伺うと、「遍路転がし」「遍路がえし」などと呼ばれる厳しい山越えの道で、杖にすがり心で「南無大師遍照金剛」と唱えると、ふっと体が軽くなったり元気が出たり不思議な体験をされた方も多いようです。一人でも同行二人、お遍路の精神がここにあります。


四国へ そして高野へ
四国遍路では四国を四つの道場にたとえます。阿波国(徳島県)は「発心の道場」<一番〜二十三番>、土佐国(高知県)は「修行の道場」<二十四番〜三十九番>、伊予国(愛媛県)は「菩提の道場」<四十番〜六十五番>、讃岐国(香川県)は「涅槃の道場」<六十六番〜八十八番>とされます。発心→修行→菩提→涅槃、遍路はそのまま仏道を修行する事と重なります。遍路での「お接待」も修行僧への布施と同じ意味なので、遠慮したり断ったりしては相手の功徳をつみ取る事になるのでありがたく受け取ります。遍路に行くことは仏の世界に身を預けること、人々と仏の「ご縁」を導くのが弘法大師です。お遍路さんは出発の前に「結縁」の喜びを伝え、無事遍路を終えたときには「結願」の報告をするために、高野山・奥の院の御廟の前に立ち大師に深い感謝をささげます。 四国へ そして高野へ


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